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肝機能低下で自覚症状ってあるの?疲労感や黄疸って肝臓からくるの?

肝臓に異常や病気があると肝機能は低下します。

 

肝機能が低下しているとどんな自覚症状が出るのでしょう。

 

肝臓自体は、沈黙の臓器と呼ばれるように、知らず知らずのうちに症状が悪化しある日突然病変に気づきます

 

なかなか見つけることができない自覚症状ですが、些細なことに目を向ければ、その症状や兆候を見つけることができます。

 

次にあげるような症状がある場合には、肝臓が弱ってきたサインですので、みなさんもチェックしてみてください。

むくみやすくなる

 

肝臓でつくられるアルブミンというたんぱく質は、血液中の水分を一定に保つ働きがあります。

 

肝機能が低下するとアルブミンの量が減ってしまいますので、浸透圧が下がって、血管から水分が溢れだし、むくみやすくなります。

 

むくみによって下半身が重く感じることもあります。

 

黄疸

黄疸というのは、血中ビリルビン値が高い状態が続くことにより、ビリルビンが持つ黄色の色素の影響で、皮膚が黄色気味に変色することを言います。

 

ビリルビンというのは赤血球から作られる物質で、尿・便が黄褐色なのはこのビリルビンの色素の為です。
このビリルビンが血中に多量に含まれると、黄疸が現れます。

 

日本人は黄色人種の為、元から皮膚の色が黄色く、黄疸を見分けるのが難しい特徴があります。

 

黄疸が出るかでないかは個人差があり、黄疸症状が出ないから大丈夫というわけではないので注意が必要です。

 

肝臓の疾患でビリルビンが高値になった場合、その後次のような症状が現れ始める方もいます。

黄疸の種類

黄疸の種類は以下の4つです。

 

・溶血性貧血
・肝細胞性黄疸
・閉鎖性黄疸
・体質性黄疸

溶血性貧血

溶血性貧血は、赤血球の破壊が亢進した場合に起きます。ビリルビンは破壊された
赤血球から生成されるので、赤血球が大量に破壊されてしまうと、その分生成される
ビリルビン(間接ビリルビン)が多くなります。したがって、血中のビリルビン数が高まり、
黄疸となって表出します。

肝細胞性黄疸

肝細胞性黄疸というのは、お酒や薬、ウイルスなどが原因で起こると言われている黄疸です。
日本人などは黄色人種であるため、発見が遅れることがあります。
黄疸が見られるということは、肝臓の機能が低下している証拠です。

閉鎖性黄疸

閉鎖性黄疸とは、物理的な理由によって引き起こされる黄疸です。
物理的な理由とは、、例えば胆石や腫瘍などによって胆汁がうまく排出されないなど、
胆汁によって処理されるはずだったビリルビンが排出されずに蓄積し、黄疸となって
体に表出することを指します。
原因と考えられる疾患は以下の通りです。

 

<肝臓に原因があるもの>
・薬物性肝障害
・原発性胆汁性肝硬変

 

<肝臓以外に原因があるもの>
・胆汁うっ滞症
・胆管狭窄
・胆管がん
・膵がん
・膵炎

 

黄疸と言ってもさまざまなタイプがありますが、そのほとんどが肝臓の機能低下によるものです。

 

白目が黄色っぽいのは黄疸かも?

 

黄疸は体の皮膚が黄色くなると思っている方が最も多いのですが、実は黄疸は「白目」から始まることが多いのが事実です。

 

男性は気にする方が少ないかもしれませんが、女性で白目に黄ばみ等の黄疸があると、顔の印象が悪くなりますし、健康状態が悪い人なのかな?と思われたり、損をするシーンが多くなります。

 

 

黄疸で白目の黄ばみが目立つ方の為に症状や改善方法などをまとめてみました。

 

 

白目の黄ばみの原因

・白目が全体的・局所的に黄ばんでいる
・白目が濁っている

 

このような症状は加齢によっても起こりますが、明らかに黄ばみが目立つ場合には肝臓になんらかの異常が起きていると予想されます。

 

倦怠感

肝臓の働き低下がみられる人の多くにみられる倦怠感ですが、一般的には肝臓が悪いと引き起こされるイメージはなく、見逃しがちです。

 

 

倦怠感は肝炎や肝硬変など肝臓疾患の症状のひとつで、できる限り改善に向けて対策をする必要があります。
ではなぜ、このような倦怠感が起きてしまうのでしょうか?

 

肝臓の働き低下の原因

肝臓は代謝や解毒機能をもつ器官です。
私たちが生きていくうえで非常な役割を担っている肝臓は、なんらかの原因によって多大な負荷がかかることでその機能が低下してしまいます。

・過度の飲酒
・喫煙
・食生活の偏り
・肥満
・運動不足

こうした原因は肝臓の機能を下げるだけでなく、肝炎や肝硬変などの肝臓疾患のリスクも高めます。

 

 

では、肝臓の働き低下によって、なぜ倦怠感を感じやすくなってしまうのでしょうか?
その理由は肝臓の役割である代謝と解毒作用にあります。

 

エネルギー不足で倦怠感が起こる

炭水化物や脂肪・タンパク質は、体内に取り込まれると肝臓に運ばれてそれぞれが代謝されるようになっています。

 

 

炭水化物はブドウ糖に分解されたあとにエネルギー源になります。

 

脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解されて、コレステロールや中性脂肪に合成されて再度血液中に戻ります。

 

タンパク質はアミノ酸に分解されて、身体を構成するためのタンパク質として組み換えられます。

 

 

肝機の働きが低下していると、エネルギー代謝がスムーズに行えず、エネルギーが不足した状態になります。
肝臓が正常に働かないと全身のエネルギーが足りなくなりますから、倦怠感や疲労感を強く感じてしまうようになるのです。

解毒不足による倦怠感

肝臓は血液中の有害物質を除去する解毒作用があります。
ウイルスや細菌などの異物を取り除くことによって血液をきれいにし、酸素や栄養が全身に運ばれます。

 

しかし、肝機の働きが低下していると解毒がうまく行えず、生命活動に必要な酸素や栄養が不足しがちになります。

 

 

さらに疲労物質のひとつであるアンモニアの除去ができなくなり、疲労感が残り、

・休んでも疲れが取れない
・すぐ疲れる
・朝起きたときに怠い

などの倦怠感を引き起こします。

 

 

酸素や栄養が不足したり、疲労物質が溜まっていけば、倦怠感を感じてしまうのは当然のことです。

ビタミン群の吸収ができない

肝臓から分泌されている胆汁内には、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、などを吸収しやすくする「胆汁酸塩」が含まれています。

 

ビタミンは栄養素をエネルギーに変える働きがありますが、肝臓の働きが低下すると胆汁酸塩が減ってしまうため、ビタミンの吸収率が低下して倦怠感が生じます。

 

肝臓の代謝や解毒作用がうまくできないと、エネルギー不足や疲労物質の蓄積によって倦怠感を生じやすくなります。

 

したがって、倦怠感は肝臓の働きが低下しているサインでもあります。
疲れやすくなったと自覚している方は肝臓を労わってあげてください。

腹水や腹部膨張感がある

 

肝機能低下によるアルブミン量の低下、肝硬変にともなって、門脈の流れが悪くなると腹部に水が溜まります
お腹がぽっこりと膨らんでみえるので自覚しやすい症状のひとつです

 

肝臓がある右腹部が盛り上がって見えたり、押したときに痛みや硬さを感じることもあるようです。

かゆみが生じる・睡眠不足

血液中のビリルビンや胆汁酸が増えると、皮膚の末梢神経に刺激を与えてしまうのでかゆみを生じることがあります。

 

また、自律神経は肝機能と関係があるため、なかなか眠りにつけなかったり睡眠が浅くなるなどの症状が出ます。
全身がずっしりと重く感じることもあります。

 

肝機能が低下する原因としては

 

・アルコールの影響
・肝臓の異常や病気
・ストレスや疲れ

 

などが考えられます。

 

肝機能が低下すると、二日酔いや疲労を感じやすくなりますので、他にも症状がある場合には一度肝機能検査を受けてみても良いかもしれません。

 

飲酒や喫煙の習慣がある方は、量や回数を控えるなどして、肝臓に負担をかけるのを徐々にでも減らしていくことが重要です。

 

肝硬変の症状について

【初期】
肝硬変の初期は代償期ともよばれ、肝臓の一部に障害があっても他の部分でカバーすることで肝機能を維持しています。
したがって初期にはほとんど症状が感じられませんが、なかには次のような変化がみられるようです。

 

・足や手などがつりやすくなる(筋攣縮)
・手のひらの膨らんだ部分に赤紫色の小さな斑点が混じった赤みがみられる(手掌紅斑)
・上胸部〜背中にかけて毛細血管が拡がる(蜘蛛状血管腫)

 

【中期以降】
肝臓の機能に限界がくると非代償期となり、肝機能が低下しはじめます。
肝硬変の進行が中期以降となる非代償期ではさまざまな症状がみられ始めます。
・皮膚のかゆみ
・吐き気、嘔吐、腹痛
・腕や手を伸ばしたときのふるえ(羽ばたき振戦)
・ぼーっとしたり認知症に似た症状が出る肝性脳症

 

さらに症状が重症化してくると
・黄疸
・腹水
・吐血
などがみられるようになります。
また、男性の場合は肝機能不全によって乳房の女性化や陰嚢の収縮がみられることもあります。

 

非アルコール性脂肪肝炎の症状

肝臓は痛みを感じにくく異常があっても症状がないことが多いため、沈黙の臓器とも呼ばれています。

 

結論からいうと、非アルコール性脂肪肝炎になっていても症状がなく、異常に気付かないまま過ごしている人は非常に多いといわれています。
なかにはまれに、だるさや疲れやすさを感じやすくなる方もいるようです。
自覚症状がほぼないため、ほとんどは健康診断で行なわれる肝機能検査での数値が手がかりとなるでしょう。

 

脂肪肝の症状

【自分にしかわからない症状】

朝の寝起きがつらい
疲れがたまりやすい
頭がぼーっとする など

【身体に表出する症状】

体がむくむ
くも状血管腫
腹水
黄疸 など