MENU

肝生検にかかる費用はどれくらいですか?検査方法ってどういう流れでしょうか?

肝臓数値になんらかの異常が見られた場合には、【肝生検】を受けることでいち早く肝臓病を発見することが可能になります。
今回は肝生検を受けるときにかかる費用や検査方法など気になる情報を詳しくまとめてみました。

 

 

・肝臓数値が高いと言われた
・肝臓が弱っているような気がする
・肝臓病への不安が大きい
このような方はぜひ参考にしてみてください。

 

肝生検を受けられる科

肝生検は腹部に生検針を刺して、肝臓組織の一部を採取するための検査です。
一般的な血液検査とは異なるため、肝生検に対応している内科あるいは消化器科にて受けることになります。

費用

肝生検にかかる費用は病院によっても異なりますが、保険適用により3割負担の場合、4万円以上になることが多いようです。

 

検査内容が他に追加されたときにはさらに費用の負担が増えますので、必要な検査かどうか医師によく確認するようにしましょう。

 

肝生検の検査方法について

肝生検の検査方法は大きく2種類に分けられます。
それぞれの検査方法についてみていきましょう。

経皮的針生検

腹部に局所麻酔をかけ、生検針を刺すだけのシンプルな検査方法です。
経皮的針生検は通常、1泊2日の入院が必要となります。

腹腔鏡下肝生検

全身麻酔の後、腹腔鏡下でチェックしながら楔状(けつじょう)生検をする方法
楔状生検は、くさび状に肝臓組織を豊富に採取するので異常をより詳しく把握することが可能です。

 

腹腔鏡下肝生検は「経皮的針生検」よりも詳細に検査するため、検査日数は数日間かかることが一般的です。
また、全身麻酔によるリスクがあるため、医師と相談のうえで行なうかどうかの判断をすることになります。

 

肝生検によって分かるのはどんな異常や病気なの?

肝生検は肝臓組織を採取するため、血液検査と比べて非常に多くの情報や異常を見つけることができる方法です。
肝生検によって分かることについては以下のとおりです。

 

肝障害の程度

肝臓数値が高い場合には肝臓などになんらかの異常があると考えられます。
しかし、肝臓数値だけではどの程度障害があるかは分かりません。
肝生検では肝障害の程度を正確に把握・判定することが可能です。

原因不明の肝障害

肝臓はさまざまな機能を備えている器官であるため、なかには肝障害の原因が明らかでないこともあります。
こうした原因不明の肝障害に対しても肝生検は有効です。

黄疸の原因を調べる

皮膚や白目が黄色くなる黄疸症状が出ている場合には、肝臓でなんらかの異常が起きている可能性が高く。肝生検によってどこの異常が原因であるかを調べることができます。

肝臓がんの判定

肝臓がんが疑われる場合には。肝臓細胞を調べることにより良性や悪性の区別が可能となります。
もし悪性であった場合、

 

・どのような性質なのか
・悪性度
・細胞の変化がどれくらい進行しているか

 

が分かります。

肝臓病の判定

・肝炎
・肝硬変
・肝のうほう
などの肝臓病の程度や進行度を判定することができます。
加えて、肝臓移植された場合には拒否反応についても調べられます。

 

肝生検は検査にそれなりの費用や日数がかかってしまいますが、数値だけでは分からないような異常や程度まで目で見て判定することができるのが大きなメリッであると言えるでしょう。

 

特に、増加傾向にある肝炎については原因の特定がしやすくなります
原因がウイルスやアルコールなのか、種類を特定できることにより治療が非常にスムーズになると言われていますので、肝生検は有効な検査方法だと考えて良いでしょう。

肝生検検査の流れについて

肝生検は入院して段階的に検査を行っていきます。
ここでは経皮的針生検で検査する際の流れをまとめてみました。

 

検査前日

検査前日には
・採血
・胸部と腹部のレントゲン検査
・心電図検査
を行うことになります。

 

医師から検査についての説明を受け、同意書を提出します。
検査前日はだいたい夜9時以降飲食が禁止となり、検査のために下剤を服用します。

検査当日

@点滴

検査実施前に点滴を行い、全身状態を観察します。

 

A検査部位の確認

手術前には超音波検査装置を用いて、検査部位を確認します。

 

B局所麻酔

消毒した後、皮膚や肝臓の表面に局所麻酔をかけます。
麻酔時には痛みを感じますが、しばらくすると感覚がなくなっていきます。

 

C採取

麻酔が十分にかかっているのを確認できたら肝臓に生検針を刺して、肝臓組織の一部を採取します。
採取するときには20秒ほど呼吸を止める必要があります

 

D止血

採取が終わりましたら止血を行い、検査は終了となります。

 

検査が終了しても出血があるため、4〜6時間以上の安静が必要です。
安静時間が終了したあとは傷口の消毒や採血・尿検査などを行うことになります。

肝生検にはどんなリスクがあるのかチェック!

肝生検は局所、あるいは全身麻酔をかけて行われる検査です。
そのため、検査に伴う合併症リスクもありますので、どのようなリスクがあるのかについても事前にチェックすることが大切です。

 

 

《肝生検のリスク》

・局所または全身麻酔に伴う血圧低下、けいれん、意識混濁などの副作用
・発熱や腹痛、疼痛
・一時的な肝機能障害
・気胸 など

 

検査時には肝臓に針を刺すため出血しますが自然に止血されます。
まれに出血が止まらなかったり、再出血して輸血や再手術が必要になることもあります。

 

また、肝腫瘍や肝臓がんの場合には、まれにがん細胞が飛び散ってしまうケースもあるようです。

検査にかかわる制限について

肝生検検査を行うためにはさまざまな制限がかかります。

 

検査にかかわる制限

検査前の飲食禁止

検査前日から当日の検査前までは飲食は一切取ることができません。
検査に影響が出ますので指示に従うようにしましょう。

 

薬の服用の禁止

検査によっても異なりますが、持病がある場合には薬が服用できないことがあります
検査後には服用可能となりますので、許可が出るまでは服用を中断してください。

 

検査後の安静

検査後は数時間の安静が必要となります。
部屋に戻ったあとには安静時の姿勢を指示されますので、決められた姿勢を保持して休むようにしましょう。

 

退院後の制限

退院後の運動制限

退院後も出血が続いている可能性があるため、1週間程度は激しい運動を行うことはできません

 

 

普段から飲んでいる持病の薬や、習慣で飲んでるサプリメントなどがある場合には、事前に必ず医師に相談してください。

 

また、安静や運動制限などを守らないと再出血する恐れがありますので、指示に従ってできるだけ早く回復するように努めたいところです。

肝生検を受けることの重要性

通常、私たちが受けている肝臓の検査は血液検査や超音波検査によるものです。エコーなどがそうです。

 

血液検査ではALT(GTP)やAST(GOP)、γ-GTPなど、肝臓の異常を示す数値が基準値を上回っているかどうか調べていますが、こうした検査で分かることはほんの一握りの情報です。

 

肝臓数値といっても肝臓以外に原因がある場合も少なくありませんので、確実に肝臓の異常を知ろうとしたときには血液検査などよりも詳しい検査が必要になるわけです。

 

肝生検はこうした健康診断とはまったく性質が異なる検査です。
異常があるかどうかを調べるためではなく、肝臓病の進行具合や状態、その原因を調べたりするためのものなので、自分から検査を申し出るものではないと言えます。

 

肝生検を受ける際には

 

・検査にかかる費用や制限
・入院が必要となる
・合併症などのリスク

 

などがデメリットとなります。
不安や気になることなどがあれば医師に確認するようにし、しっかり納得したうえで肝生検を受けることがとても大切です。

 

関連ページ

ビリルビンが高かったら肝ガン?!どんな病気が考えられる?
総ビリルビンが高いと、ある病気が疑われます。総ビリルビンが高値だった場合はしっかりと病気のリスクを把握し、向き合いましょう!
血液がドロドロだと肝臓にも負担あり?【ドロドロ血液の悪影響情報】
ドロドロ血液は肝臓の機能低下の始まりです。流れが悪いドロドロ血液の改善方法も合わせて取り入れ、肝臓の機能向上につなげましょう。
肝臓からくる倦怠感は改善できる?その方法は?
肝臓の働き低下からの倦怠感でお困りではないですか?それは肝機能低下が原因かもしれません。しっかり原因を把握して、肝臓の働きを高め、倦怠感を改善する方法を熟知しましょう!
肝硬変って予防する方法はありますか?症状を進行させないためには?
肝硬変の症状を進行させない、これから予防したい!という方の為の肝硬変の概要&予防情報をまとめました!
疲労臭と改善・対策方法まとめ
疲労臭で悩む方向けの改善・対策方法をまとめました。肝臓の働きが原因でくる疲労臭。改善や対策方法で悩む前に一発解決!
白目が黄色っぽい!その黄ばみ、黄疸の証拠かも?!【隠れた肝臓病】
白目が黄色く、黄ばんでいると、黄疸という肝臓病の可能性がとても高いのは知っていますか? 生活習慣を見直して、白目の黄ばみ(黄疸)を改善していきましょう。
胆石症と医者から言われました。原因と治療法を教えてください。
胆石症の原因と治療方法についてのページです。胆石症と診断されてしまったらどうしたらいいのか、改善させる方法はあるのか、こちらでご覧ください。
お酒を飲んだとき筋肉が痛いのはなぜ?【急性アルコール筋症と治し方】
急性アルコール筋症は、またの名をアルコール性ミオパチーと呼び、お酒を飲んだ後に筋肉が痛くなる症状を指します。こちらでは治し方や症状などの情報を解説しています。