MENU

肝硬変を進行させないための予防・対策方法は?

肝硬変は肝臓の代表的な病気ですよね。
肝硬変になるとどんな症状が表れるのでしょうか?
気になる肝硬変の症状やリスクについて確認してみましょう。

 

 

◆肝硬変ってなに?

 

肝硬変はさまざまな原因によって起きた慢性肝炎が治癒することなく長期化した状態のことをいいます。
肝細胞が壊死・炎症・再生を繰り返すことによって肝臓が小さく硬くなってしまい、肝臓が本来の機能が失われるという特徴があります。
つまり肝硬変は、肝臓病の最終的な段階であると考えて良いでしょう。

 

肝硬変の約80%が肝炎ウイルスによるものです。
そのうち65%がC型、15%がB型肝炎ウイルスという割合になっています。
肝硬変の原因だと思われているアルコールは10%程度であり、そのほかに自己免疫や胆汁うっ滞などによっても引き起こされます。

 

肝硬変は一度発症すると元に戻ることはできません。
肝臓がんを併発するリスクがありますので、早期に治療を始めることが重要です。

肝硬変の症状

 

【初期】
肝硬変の初期は代償期ともよばれ、肝臓の一部に障害があっても他の部分でカバーすることで肝機能を維持しています。
したがって初期にはほとんど症状が感じられませんが、なかには次のような変化がみられるようです。

 

・足や手などがつりやすくなる(筋攣縮)
・手のひらの膨らんだ部分に赤紫色の小さな斑点が混じった赤みがみられる(手掌紅斑)
・上胸部〜背中にかけて毛細血管が拡がる(蜘蛛状血管腫)

 

【中期以降】
肝臓の機能に限界がくると非代償期となり、肝機能が低下しはじめます。
肝硬変の進行が中期以降となる非代償期ではさまざまな症状がみられ始めます。
・皮膚のかゆみ
・吐き気、嘔吐、腹痛
・腕や手を伸ばしたときのふるえ(羽ばたき振戦)
・ぼーっとしたり認知症に似た症状が出る肝性脳症

 

さらに症状が重症化してくると
・黄疸
・腹水
・吐血
などがみられるようになります。
また、男性の場合は肝機能不全によって乳房の女性化や陰嚢の収縮がみられることもあります。

 

 

肝炎が肝硬変に進行してしまうと治療が困難になりますので、肝炎を発症している場合には定期健診などで経過を観察するようにしましょう。

 

 

 

肝硬変はさまざまな合併症を引き起こす病気です。
肝硬変になる原因や予防について知っておくことは重要ですよね。
お酒をよく飲む方もそうでない方も知っておいて損はありませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

肝硬変の原因はなに?

 

肝硬変=アルコールが原因と誤解されることが多いですが、肝硬変の80%は肝炎ウイルスが原因であることが分かっています。
肝硬変の65%がC型肝炎、15%がB型肝炎に関係しており、アルコールを原因とする肝硬変は全体の10〜15%程度にとどまっています。

 

肝硬変のそのほかの原因としては
・自己免疫性肝炎
・胆汁性うっ滞
・脂肪肝
などが挙げられます。

 

いずれにしても肝硬変は肝炎などの肝臓の障害が長らく続くことによって肝機能が著しく低下する病気ですので、肝硬変になる前に適切な治療を受けることが大切です。

肝硬変の予防はどうする?

 

先述したように、肝硬変は肝臓に起きたさまざまな異常によって引き起こされます。
したがって最重要なのは肝臓の異常にできるだけ早く気付くことだといえるでしょう。
脂肪肝や肝炎の発症やウイルス感染は検査をすれば早期に発見することができます。
年に1回は定期健診を受けるようにすることで肝硬変を予防することができます。

 

肝硬変を予防するためには、肝臓に負担をかけないような生活を送るようにしたいものです。
・飲酒を控える
・禁煙する
・肥満を改善する
・ストレスや疲れを溜めこまない
・良質な睡眠をとる

 

肝臓に大きな負担をかけるアセトアルデヒドはアルコールやタバコに多く含まれる有害物質です。
たとえお酒を飲んでいなくても喫煙していれば、アルコールを摂取しているのと変わりありません。
できれば禁酒禁煙したいところですが、量を減らすだけでも予防できますので意識してみましょう。

 

肥満体型の方は肝臓や心臓に負荷をかけてしまいやすく、肝硬変以外の病気も併発してしまうリスクがあります。
栄養バランスのとれた低カロリーな食事を心がけ、軽い運動から始めてみると良いですよ♪

 

肝臓は私たちの生命活動に欠かせない多くの働きを担っています。
不健康な生活を続けていれば確実に肝機能は低下しますので、肝硬変の予防のためにも生活習慣を見直すことをお勧めします。

 

⇒肝臓病食のレシピ・献立【肝臓に負担をかけ続けるとこんな食事に?!】

関連ページ

ビリルビンが高かったら肝ガン?!どんな病気が考えられる?
総ビリルビンが高いと、ある病気が疑われます。総ビリルビンが高値だった場合はしっかりと病気のリスクを把握し、向き合いましょう!
血液がドロドロだと肝臓にも負担あり?【ドロドロ血液の悪影響情報】
ドロドロ血液は肝臓の機能低下の始まりです。流れが悪いドロドロ血液の改善方法も合わせて取り入れ、肝臓の機能向上につなげましょう。
肝臓からくる倦怠感は改善できる?その方法は?
肝臓の働き低下からの倦怠感でお困りではないですか?それは肝機能低下が原因かもしれません。しっかり原因を把握して、肝臓の働きを高め、倦怠感を改善する方法を熟知しましょう!
疲労臭と改善・対策方法まとめ
疲労臭で悩む方向けの改善・対策方法をまとめました。肝臓の働きが原因でくる疲労臭。改善や対策方法で悩む前に一発解決!
肝生検の費用・検査方法を教えてください。肝臓数値が高いです。
肝生検の費用や検査方法など、あまり一般的に知られていない肝生検の情報について解説しています。脂肪肝や肝硬変、肝がんなどの病気で検査として行われる肝生検。費用や検査方法の詳細をご覧ください
白目が黄色っぽい!その黄ばみ、黄疸の証拠かも?!【隠れた肝臓病】
白目が黄色く、黄ばんでいると、黄疸という肝臓病の可能性がとても高いのは知っていますか? 生活習慣を見直して、白目の黄ばみ(黄疸)を改善していきましょう。
胆石症と医者から言われました。原因と治療法を教えてください。
胆石症の原因と治療方法についてのページです。胆石症と診断されてしまったらどうしたらいいのか、改善させる方法はあるのか、こちらでご覧ください。
お酒を飲んだとき筋肉が痛いのはなぜ?【急性アルコール筋症と治し方】
急性アルコール筋症は、またの名をアルコール性ミオパチーと呼び、お酒を飲んだ後に筋肉が痛くなる症状を指します。こちらでは治し方や症状などの情報を解説しています。